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小瀬氏屋敷(山梨県甲府市) [古城めぐり(山梨)]

DSCN3327.JPG←北側の堀跡の様な水路
 小瀬氏屋敷は、武田安芸守信満の子小瀬宮内大輔信堅の屋敷である。古くは石和五郎信光の館、小笠原長清の別荘であったとも言われ、信満の子右馬助信長、その弟宮内大輔信堅の屋敷となったと言う。長清の時代には、承久の乱の首謀者の一人、源有雅を鎌倉幕府より預かって関東へ護送の途中、この地で処刑して葬ったとされ、付近には有雅の幽閉の地と有雅の墓が残っている。小瀬氏は名跡が絶えていたのを、信堅が再興したと伝えられる。

 小瀬氏屋敷は、小瀬町公民館付近にあったらしい。現在は市街化が進み、屋敷地中央を水路が斜めに貫通して破壊されているが、宅地の北と東に堀跡らしい水路が流れている。ただこの水路は、昭和20年代前半の航空写真では確認できないので、堀跡ではないかもしれない。後究を待ちたい。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.626614/138.581500/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1




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