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六日入城(岩手県奥州市) [古城めぐり(岩手)]

DSCN4382.JPG←主郭西側の空堀
 六日入城は、俘囚の長安倍頼時の家臣で上麻生城主麻生玄長(はるなが)の予備の城とされている。上麻生城を築いた際に予備の城として築かれたと言う。鎌倉初期には、奥州合戦後に源頼朝から奥州惣奉行に任じられた葛西清重の家臣が居城したと考えられている。

 六日入城は、松の木沢川の北岸の平地に築かれている。南北2郭から構成されており、北の縦長の曲輪が主郭、南の横長の曲輪が二ノ郭とされている。主郭は現在、大半が運送会社の敷地となっているが西側に土塁と空堀が残っている。また二ノ郭は民家と畑になっているが、北西に土塁が残り、西辺と北辺に空堀跡が残っている。遺構の改変が見られるものの、往時の縄張りがほぼ推し量れるレベルであり、貴重な平城遺構である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/39.087294/141.155369/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


続・東北の名城を歩く 北東北編: 青森・岩手・秋田

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タグ:中世平城
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