高館上の城(栃木県那須烏山市) [古城めぐり(栃木)]
←南尾根の堀切
高館上の城は、城巡りの先達ヤブレンジャーの方々が発見した城である。位置的には高館城の尾根続きにあり、また上方の峰には大将古家要害があり、これらと密接な関連があった城と推測される。
高館上の城は、高館城のすぐ東隣の峰にある。高館城から堀切を越えて東に進むと間の尾根鞍部に広い平場があり、ここには土塁も確認できる。おそらく軍団駐屯地の小屋掛けや倉が置かれた場所なのだろう。そこから更に尾根を登っていくと、小さい腰曲輪群がいくつか見られ、その上に城の中心部がある。頂部の主郭はきれいに削平された曲輪で、西には一段低い舌状の二ノ郭が置かれている。主郭の北側にも傾斜した腰曲輪群がある。主郭周囲の切岸はあまり明瞭ではないが、唯一南側だけは明確な切岸で区画されている。その先にある背後の尾根には土橋が架かった堀切がある。遺構は以上で、簡素な陣城ではあるが、高館城の後背部を固める外郭であったのだろう。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.619222/140.183895/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
高館上の城は、城巡りの先達ヤブレンジャーの方々が発見した城である。位置的には高館城の尾根続きにあり、また上方の峰には大将古家要害があり、これらと密接な関連があった城と推測される。
高館上の城は、高館城のすぐ東隣の峰にある。高館城から堀切を越えて東に進むと間の尾根鞍部に広い平場があり、ここには土塁も確認できる。おそらく軍団駐屯地の小屋掛けや倉が置かれた場所なのだろう。そこから更に尾根を登っていくと、小さい腰曲輪群がいくつか見られ、その上に城の中心部がある。頂部の主郭はきれいに削平された曲輪で、西には一段低い舌状の二ノ郭が置かれている。主郭の北側にも傾斜した腰曲輪群がある。主郭周囲の切岸はあまり明瞭ではないが、唯一南側だけは明確な切岸で区画されている。その先にある背後の尾根には土橋が架かった堀切がある。遺構は以上で、簡素な陣城ではあるが、高館城の後背部を固める外郭であったのだろう。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.619222/140.183895/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:中世山城
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