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和田館(群馬県高崎市) [古城めぐり(群馬)]

DSCN8506.JPG←解説板が立つ館跡付近の現況
 和田館は、和田山館とも言い、鎌倉時代前期に和田合戦で敗れて滅亡した鎌倉幕府の重鎮和田義盛の一族がこの地に逃れて居館を構えたとされる。九死に一生を得て和田山の地に潜居したのは、義盛の6男義信、同8男義国、或いは義信嫡子正信など諸説あって明確ではない。いずれにしても上州和田氏は、和田義盛の裔を称した。そして1230年または1243年に赤坂荘へ移って上州和田氏の祖となり、室町時代に和田城(高崎城の前身)を築いて居城とした。

 和田館は、榛名白川西岸の丘陵に三方を囲まれた窪地に築かれていたらしい。現在は民家となっており、市道脇の現地解説板には「濠跡が認められる」とあるが、民家裏の段差ぐらいしか認められない。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.381361/138.952632/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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タグ:居館
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