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茶薄山城(京都府綾部市) [古城めぐり(京都)]

IMG_1136.JPG←腰曲輪に囲まれた主郭
 茶薄山城は、甲ヶ岳城の出城と考えられる。伊藤伊織が城主であったと伝えられるが、その他の歴史は不明である。
 茶薄山城は、甲ヶ岳の北東尾根先端の比高110m程のピーク上に築かれている。甲ヶ岳城への登山道が尾根に至ると、そのすぐ左手(東側)が城域である。登山道が尾根に至る部分も実は登山道自体が堀切道で、尾根上には土橋が架かっている。主郭はまるで古墳の様な高台になっており、周囲に腰曲輪を廻らしている。わずかな段差で何段かの平場に分かれ、更に東には低い位置に平場が広がっているが、この辺りは藪が酷く判然としない。この下段の平場の付け根には竪堀が穿たれているようである。茶薄山城は、出城の位置付け通り、簡素な構造の小城砦である。登山道のすぐ脇になければ、わざわざ見に行くほどの遺構ではない様に思う。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.299444/135.229490/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世山城
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