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丸山城(京都府綾部市) [古城めぐり(京都)]

IMG_1481.JPG←主郭背後の堀切
 丸山城は、この地の国人領主大槻氏の支城である。栗城主の弟大槻山城守遂重が城主であったが、1571年に織田信長方の軍勢によって落城し、その後は帰農したと言う。
 丸山城は、谷戸に面した比高30m程の丘陵上に築かれている。丘陵頂部に主郭を置き、その東面から南面にかけて、数段の腰曲輪を廻らし、主郭後部を低土塁と堀切で分断しただけの簡素な構造の小城砦である。主郭の東端に坂虎口が築かれて腰曲輪へ通じている。腰曲輪は南東部で馬蹄形に広がっているが、その他の部分では帯曲輪状である。曲輪の削平や土塁・堀切の普請はしっかりしており、小さい城ながら見応えがあって興味深い。
南東に広がる腰曲輪群→IMG_1498.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.332624/135.226851/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世平山城
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