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大林城(宮城県栗原市) [古城めぐり(宮城)]

IMG_9810.JPG←城址付近の現況
 大林城は、二階堂治部少輔の居城と伝えられている。沢辺楯も二階堂氏の居城であり、沢辺楯の伝承によれば鎌倉の二階堂氏を本宗とし、和田義盛の遺領を継いで栗原郡三迫を知行したとされ、葛西氏の家臣であったとされる。
 大林城は、迫川北岸に築かれた平城である。『日本城郭大系』によれば、かつては高さ2mの土塁がめぐっていたらしいが、現在は水田に変貌している。城址とされる付近を探索したところ、堀跡らしい水路や低地の水田、民家の裏に土塁跡らしいものが見られたが、実際に遺構かどうかは不明である。一応、市の史跡に指定されているが、残念ながら解説板はおろか標柱すらなく、甚だ残念な状況である。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.786782/141.099354/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1


鎌倉幕府と葛西氏―地域フォーラム・地域の歴史をもとめて

鎌倉幕府と葛西氏―地域フォーラム・地域の歴史をもとめて

  • 作者: 葛飾区郷土と天文の博物館
  • 出版社/メーカー: 名著出版
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本


タグ:中世平城
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