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渋川城(群馬県渋川市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_2779.JPG←民家の裏の土塁と堀跡
 渋川城は、1572年に真田幸隆らの武田勢が白井城を攻略した際、武田方に与した渋川地衆が築いたとされる城である。しかし白井城を逐われた長尾憲景は、逃れた八崎城より反撃に転じ、武田勢を破ったと言う。
 ちなみに同じ渋川城の別称がある入沢城があり、そちらの方が歴史が古いので、こちらは渋川新城と呼んだ方がわかりやすいかも知れない。

 渋川城は、正蓮寺の境内と民家の敷地となっている。周囲を2つの小河川で囲まれ、3~4m程の段差で区切られた要害地形である。明確な遺構は少ないが、堀跡の水路(前述の小河川)が残り、正蓮寺の西側の民家西には土塁が確認できる。その西側に車道が通っているが、堀切の名残であろう。遺構は僅かだが、正蓮寺に城址の石碑が建ち、城の歴史を伝えている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.497942/139.002178/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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タグ:中世平山城
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