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上里見城(群馬県高崎市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_8996.JPG←墓地裏の堀跡
 上里見城は、歴史不詳の城である。一説には里見義時の本拠の要害城であったとも言われるが、確証はない。里見義時は南北朝期の武将とされ、1349年に吾妻に進攻して吾妻太郎行盛を討ったが、1357年に新田義宗の味方をして上杉憲顕によって滅ぼされたと言われる。しかし里見義時なる武将の実在は確認されておらず、詳細は不明である。但し、里見氏の一族の者が南北朝期にこの地に拠っていたことは十分あり得る話で、上里見城も里見氏関連の城であった可能性がある。
 上里見城は、烏川南方の丘陵中腹にあり、街道を見下ろす要地にある。北方には松山城鷹留城が良く見える。城跡は墓地や畑となってかなり改変されており、あまり城跡らしさを感じられないが、墓地の北側は窪地になっており、堀跡であるらしい。そのほかは明確な遺構はなく、段々になった平場が曲輪と推測されるだけである。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.376722/138.885448/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


戦国の軍隊―現代軍事学から見た戦国大名の軍勢

戦国の軍隊―現代軍事学から見た戦国大名の軍勢

  • 作者: 西股 総生
  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
  • 発売日: 2012/03/01
  • メディア: 単行本


タグ:中世平山城
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