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鷹川城(群馬県嬬恋村) [古城めぐり(群馬)]

DSCN1453.JPG←城址の平場群
(2020年12月訪城)
 鷹川城は、鎌原城主鎌原氏の支城である。伝承では、1193年4月に源頼朝が三原野狩りを行った際に狩屋を設けた場所であると言われている。時代は降って1560年10月、岩櫃城主斎藤憲広が羽根尾城主羽尾入道に鎌原城を攻撃させた際、鎌原宮内は嫡子筑前守重澄を赤羽根の台に出陣させ、西窪佐渡守知昭を大将として今井・樋口を鷹川城に置いて戦ったと言う。

 鷹川城は、吾妻川曲流部に南から突き出た台地上に築かれている。この台地は下袋倉の集落から50mほど高く、上は城の平と呼ばれる広大な平坦地が広がっており、現在は一面の畑となっている。その北端部は高台となっていて、ここが城跡と伝えられている。諏訪神社が建てられており、3段程の平場が見られる。周囲は断崖となっている。鷹川城は先端だけが小高くなった異型の台地に築かれた城で、物見と烽火台として活用するには絶好の地であることがわかる。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.545346/138.573958/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


群馬県の歴史 (県史)

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  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2014/01/01
  • メディア: 単行本


タグ:中世平山城
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