SSブログ

矢田城(群馬県高崎市) [古城めぐり(群馬)]

DSCN3344.JPG←西側の空堀と土塁
(2021年2月訪城)
 矢田城は、近世には矢田陣屋と呼ばれ、この地の土豪小林氏が中世に築いた城館である。江戸時代前期以降には、京都五摂家の一、鷹司家の出である松平信平を祖とする鷹司松平家の陣屋となった。その経緯は吉井陣屋の項に記載する。1752年、松平信友が藩主の時に吉井に陣屋を移した。尚、すぐ北に隣接するように矢田代官所が置かれている。

 矢田城は、矢田川とその支流に挟まれた台地の東縁部に築かれている。方形単郭居館であったと思われ、西辺と北辺に立派な土塁と空堀が残っている。郭内は民家になっているので、外回りから眺めるしかできないが、すぐ西を通る車道からでも、よくその遺構を見ることができる。一部ではあるが、史跡指定されていないのが不思議なほど、遺構がよく残っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.249110/138.996030/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


小藩大名の家臣団と陣屋町 4 東北・北関東地方

小藩大名の家臣団と陣屋町 4 東北・北関東地方

  • 作者: 米田 藤博
  • 出版社/メーカー: 株式会社クレス出版
  • 発売日: 2019/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


タグ:居館 陣屋
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー