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梅沢兵庫正勝館(栃木県栃木市) [古城めぐり(栃木)]

DSCN2126.JPG←宝蓮寺周囲の段差
 梅沢兵庫正勝館は、梅沢城主梅沢石見守義久の一族梅沢兵庫正勝の居館である。『栃木県の中世城館跡』の梅沢城の項では、宝蓮寺を梅沢兵庫正勝の居館跡と推測していることから、ここでは梅沢兵庫正勝館として記載する。

 梅沢兵庫正勝館は、前述の通り宝蓮寺となっている。境内に掲げられた宝蓮寺の寺伝には、梅沢氏のことは何も書かれておらず、日光を開山した勝道上人が創建した寺とのことで、梅沢氏よりも遥かに歴史のある寺であるらしい。『栃木県の中世城館跡』が何を根拠に梅沢兵庫正勝の居館と推測したのかは不明だが、境内は確かに周囲の平地より一段高い高台となっていて、館跡らしい雰囲気を残しているのは事実である。
 尚、宝蓮寺から永野川を挟んで対面には藤沢城があり、北西600mの山上には不摩城があって、これらと連携していたことをうかがわせる。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.446755/139.642174/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


戦乱でみるとちぎの歴史:「とちぎ」の源流を探る

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  • 出版社/メーカー: 下野新聞社
  • 発売日: 2020/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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