河原ヶ谷砦（静岡県三島市）

←腰曲輪？の旧陸軍墓地
　河原ヶ谷砦は、河原ヶ谷堡とも呼ばれ、1493年、伊勢宗瑞（北条早雲）が伊豆に攻め入った時、葛山惟定の手引きによって、高橋兼遠が守っていた砦を山手から攻め落としたと言われている。
　河原ヶ谷砦は、願成寺境内を含む一帯の比高30m程の丘陵地にあったとされ、近くには平安鎌倉古道も通っていたと言われており、交通の要地でもあったと思われる。麓には大場川が流れており、天然の外堀として機能したのだろう。辺り一帯は住宅地に変貌し、遺構はほとんど湮滅している。しかし願成寺と住宅地の間の道は切通し状になっており、堀切だった可能性もある。また近くにある旧陸軍墓地は、砦の痕跡を残すとされ、腰曲輪か何かだった様である。

　お城評価（満点=五つ星）：☆
　場所：http://maps.gsi.go.jp/#16/35.125841/138.924383/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1

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