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カセット・ウォークマン WM-EX2の修理と復活 [日記]

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うちには古~いカセット・ウォークマン WM-EX2が捨てられずに残っている。
さっきネットで調べてみたら、1996年発売の製品らしい。

去年の年末大掃除の際に、ちょっと思いついて動くかどうか試してみたら、
ちょっとだけモーターが動く音がした後、すぐに止まってしまう。
たぶん内部のゴムベルトが切れてるんだろう。
山城ハイシーズンが終わって、梅雨時の天候不順で出歩けない季節になったら、
ネットで調べて直してみよう、とそのままお蔵入りにしていた。

先日、ようやく例年より遅い梅雨入りになって、先週末も天気が悪かったので、
巣ごもりということで、いよいよウォークマンの修理準備に取り掛かった。

ウォークマンの修理をネットで検索してみると、結構な数がヒットした。
モノ好きな人が多いんだな~、と自分のことを棚に上げて感心。

WM-EX2の裏蓋を外してみると、案の定ゴムベルトが切れていた。
ベルトの掛かり方と、プーリーの位置関係・配置寸法などを簡単にスケッチ。
その結果とネットの情報から、千石電商というその道では知られているらしいお店で
ゴムベルトを注文。

2日ほどですぐに届いたので、今夜修理に取り掛かった。
ケースの左右と底に全部で5本のビスがあり、それを外す。
そうすると裏蓋の下側が浮くので、ちょっとこじって開けると、
上側を止めているツメが外れて裏蓋が取れる。
DSCN2575.JPG

次に切れているベルトをピンセットを使って外す。
駆動プーリー(一番小さい右上のプーリー)の所だけ、
ベルトがぐじゃっと張り付いていたが、それ以外はきれいに取れた。
駆動プーリーだけ、エタノールと綿棒で清掃し、ゴムの残りを除去。

DSCN2577.JPG
次に新しいベルトに掛け替え。
使用したベルトは、φ70×0.95Tの角ベルト。

DSCN2578.JPG
その後、裏蓋を仮で閉めて、カセットを入れてテスト。
ベルトの径が元と違うので、スピード調整が必要だとネットの情報にあったが、
聴いた限り問題ないようだ。
各動作を確認したが、リバース、早送り、巻き戻し、すべて正常に作動。
ワウフラ(回転ムラによる音揺れ)もほとんど感じられない。
リモコンも正常に作動するし、表示も問題ない。

その後、裏蓋の固定ビスを締めて修理完了。
というわけで、わずか10分程度で修理が終わった。

DSCN2579.JPG
びっくりしたのは、古いガム型電池。
10年じゃきかないぐらい放置してあったので、
枯渇してとうに死んでいると思って、ダメ元で充電してみたが、
充電後5日経っても、テスターで電圧測ったらちゃんと生きている!
古い日本製品って、すごいもんだ。
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戸田S.源五郎

WM-EX2の修理の方法をご教示くださりありがとうございました。おかげさまで我が家のWM-EX2も元気に復活しました。
by 戸田S.源五郎 (2023-05-07 07:39) 

アテンザ23Z

>戸田S.源五郎さん
お返事が大変遅くなり申し訳ありません。
ささやかな記事ですが、お役に立てて幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
by アテンザ23Z (2023-07-17 18:36) 

TKC高橋

WM-EX2の修理方法を探していたら見つけました。
貴重な情報をWEBにご掲載ありがとうございました。
お陰様で私のWM-EX2も復活いたしました。感謝!
by TKC高橋 (2024-01-22 17:43) 

アテンザ23Z

>TKC高橋さん
当ブログにご来訪いただきありがとうございます。
コメントに対する返信が遅れ、大変申し訳ありません。
お役に立てて何よりです。
今後ともよろしくお願いします。
by アテンザ23Z (2024-01-29 22:43) 

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