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三条院城(茨城県つくばみらい市) [古城めぐり(茨城)]

IMG_8505.JPG←主郭の土塁
 三条院城は、歴史不詳の城である。築城主体については諸説あり、岡見氏が多賀谷氏の侵攻に備えて築いた城とも、或いは多賀谷氏が岡見氏を攻撃するために築いた付城・陣城の類ではないかとも言われるが、真相は不明である。
 三条院城は、板橋城の南東850m程の丘陵上に築かれている。基本的には堀切で分断された主郭と二ノ郭から成っているが、主郭の北西端には土橋遺構があり、先端の浅間神社のある円丘に通じている。この円丘は物見台であったろう。また土橋の西側は入江のような地形で、船着き場であったと推測されている。主郭は南半分を、この手の小城砦としては規模の大きい土塁で防御しており、東側の塁線は内側に折れており、東側下方の腰曲輪に対して相横矢が掛けられている。堀切の南の二ノ郭はただの平場で、多少の起伏があり腰曲輪らしいものも見られるが、あまりはっきりしない。比較的小規模な城であるが、主郭周りの普請はしっかりしている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.973179/140.055428/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世平山城
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