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日方江城(富山県富山市) [古城めぐり(富山)]

DSCN3617.JPG←了照寺周囲に残る土塁
 日方江城は、大村城の出城である。轡田豊後守の居城とされる大村城の東方400mに位置し、轡田家の家老、或いは江上重左衛門(萬十郎)の居城であったと伝えられる。江上氏は、天正年間(1573~92年)に佐々成政によって日方江城を追われたとも言うが、詳細は不明である。

 日方江城は、現在了照寺の境内となっている。南から西側にかけて土塁が残っている。西側の土塁の外には空堀も残っているらしいが、夏場だったので草木が生い茂っていて確認できていない。城跡は、南側の水田よりも一段高い低台地となっている。この他、寺の北西も境内と同様に台地の上であり、外郭があった可能性がある。
 尚、日方江城の北北東330mの県道脇には、上杉謙信が大村城攻撃の際に築いたとされる「そうけ塚」がある。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.757247/137.260426/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


越中中世城郭図面集 1(中央部編(富山市・中新川郡

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  • 作者: 佐伯 哲也
  • 出版社/メーカー: 桂書房
  • 発売日: 2021/03/06
  • メディア: 大型本


タグ:中世平城
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