唐桑南館(宮城県気仙沼市) [古城めぐり(宮城)]
←主郭に建つ八雲神社
唐桑南館は、単に南館と呼ばれるが、それだけではどこの城館だかわからないので、ここでは唐桑南館と呼称する。阿部四郎左衛門の居城と伝えられているが、阿部氏は唐桑城の城主である。南館は唐桑城と谷を挟んで南北に並立していること、城の規模が唐桑城の方が大きいことから、南館は唐桑城の出城で、両城一対となって唐桑の港を掌握していたと考えられる。
唐桑南館は、唐桑城の南方650mの位置にあり、標高107mの山上に築かれている。現在主郭に八雲神社が建っていて、その参道が東麓から整備されているので簡単に登ることができる。山頂に三角形の主郭を置き、南の参道沿いに段曲輪数段、南以外の主郭外周に腰曲輪を1~2段配しただけの簡素な縄張りである。堀切はなく、その形態と、唐桑城より高所且つ湾の入口近くにあることから推測して、物見の城として機能していたのだろう。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.898206/141.638467/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
唐桑南館は、単に南館と呼ばれるが、それだけではどこの城館だかわからないので、ここでは唐桑南館と呼称する。阿部四郎左衛門の居城と伝えられているが、阿部氏は唐桑城の城主である。南館は唐桑城と谷を挟んで南北に並立していること、城の規模が唐桑城の方が大きいことから、南館は唐桑城の出城で、両城一対となって唐桑の港を掌握していたと考えられる。
唐桑南館は、唐桑城の南方650mの位置にあり、標高107mの山上に築かれている。現在主郭に八雲神社が建っていて、その参道が東麓から整備されているので簡単に登ることができる。山頂に三角形の主郭を置き、南の参道沿いに段曲輪数段、南以外の主郭外周に腰曲輪を1~2段配しただけの簡素な縄張りである。堀切はなく、その形態と、唐桑城より高所且つ湾の入口近くにあることから推測して、物見の城として機能していたのだろう。
腰曲輪→
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.898206/141.638467/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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