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道灌山(東京都荒川区) [古城めぐり(東京)]

DSC02334.JPG←西日暮里公園のある高台
 道灌山は、西日暮里駅の西側の高台である。太田道灌の築いた砦跡であるとして道灌山と呼ばれるようになったというが、一説には小田原北条氏時代の関道閑という者の屋敷跡ともされ、近くに道灌の築いた物見塚があったとされたこともあって、道閑が道灌にすり替わったものとも考えられる。関道閑は、関小次郎長耀入道道閑と言い、この地を領有して谷中感応寺や根岸善性寺の開基であったと言う。
 西日暮里駅の西側に連なる高台一帯が道灌山とかひぐらしの里と呼ばれていたようであるが、東京都の遺跡地図によると、開成学園高校と西日暮里駅の間にまたがる台地上に遺跡が発掘されたようである。現在は市街化によって湮滅している。すぐ西隣の開成高校の敷地を中心にして、道灌山とかひぐらしの里一帯の大半は、江戸時代に秋田佐竹氏の下屋敷が置かれていたらしいので、江戸時代にすでに改変を受けていたものと考えられる。佐竹氏下屋敷の東側の崖際は、江戸時代景勝の地として人々の行楽地として有名であったという。道灌通りをはさんで南側の高台は西日暮里公園となっていて、道灌山にまつわる解説板が設置されている。尚、現在の道灌通りは切通し道か堀切跡のように見えるが、どんなものであろうか?

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.732457/139.765888/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:中世平山城
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