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平将門公赦免供養碑(茨城県常総市) [その他の史跡巡り]

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 蔵持城を訪城した折、その城地東側に「平将門公赦免供養之碑」という石碑が建っていた。現地解説板に拠れば、鎌倉幕府第5代執権北条時頼が、民生安定の一助として国内の先霊を慰めようと志し、自ら執奏して逆賊とされた平将門の勅免を得て、下総守護千葉氏第15代胤宗に命じて将門を供養させたものと言う。建長5年(1253年)11月4日の建碑と言う。
 この碑と並んで、「平将門公菩提供養之碑」と「鎮守府将軍平良持公菩提供養之碑」が建っている。平良持は、将門の父である。良持の弟の良文は村岡五郎と称し、将門の関わった坂東平氏一族の騒乱に関与せず勢力が維持された為、天慶の乱後、坂東に後裔が広く繁栄することとなった。その内の有力な一族が千葉氏であった。時頼が千葉胤宗に将門の供養を命じたのは、勿論そうした血の繋がりを考えてのことである。
 将門の本拠豊田館があった常総市は、その活動の中心となった坂東市と並び、将門関連の史跡の宝庫である。

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.105662/139.955971/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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