上田城（栃木県壬生町）

←わずかに残る土塁跡
　上田城は、「栃木県の中世城館跡」という昭和58年に発行された城郭本に記載されている城である。築城時期も歴史も不明であるが、大関修理助が城主であったと「那須記」に伝えられているらしい。堀の内と称される民家の周辺が城地で、このお宅が大関さんと言うそうなので、おそらくご城主の末裔なのであろう。現在は一部が民家の他はほとんど畑となっているが、南側に土塁と堀跡がわずかに残っている。東側に黒川の支流の小河川があり、その西岸の比高数mの平地に築かれた単郭方形居館のようだ。また城内に大きな五輪塔も残っているが、壬生町指定文化財の標柱には由来などの記載がなく、誰のものかも不明である。

　お城評価（満点=五つ星）：☆
　場所：http://maps.gsi.go.jp/#16/36.502047/139.816411/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0

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