大光寺城（栃木県下野市）

←かつて土塁のあった場所
　大光寺城は、姿川東岸の台地上に築かれた城である。歴史は定かではないが、北方2kmに児山城が、東方2kmに多功城が位置しており、位置関係から見て宇都宮氏が小山氏領との境目に築いた単郭方形居館ではなかったかと推測される。
　城のあった場所は、西側を姿川が流れ、東と西に姿川支流の小河川の河道があり、三方をほぼ方形に川で囲まれた要害の地であった。現在は城跡は分譲地となり、遺構は完全に湮滅している。トシユキさんのHP「栃木の城+α」ではつい数年前まで北辺の土塁の一部が残っており、yahoo!地図の航空写真でもそれは確認できるが、現在はそれさえも完全に湮滅してしまっていた。住宅街の只中なので仕方ないのかも知れないが、悲しいことである。

　お城評価（満点=五つ星）：☆
　場所：http://maps.gsi.go.jp/#16/36.428931/139.851172/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0

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