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仙洞寺山烽火台(神奈川県相模原市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC01351.JPG←仙洞寺山の山頂部の現況
 標高583mの仙洞寺山には、小田原北条氏の烽火台があったと言われている。この山の最高峰は火海峠と呼ばれ、北条氏津久井衆の本拠津久井城伏馬田城の中間に位置し、中継地点として烽火台が置かれていたと考えられている。しかし伝承も資料もなく、烽火台があったという根拠は不明である。
 仙洞寺山烽火台へ登るには幾つかのルートがあるが、最短ルートは南麓の鳥屋地区の中下集落から登るルートだろう。仙洞寺山には周回林道があるのだが、入口ゲートが閉まっていて一般車が進入することはできないので、もっと離れた場所から45分程も掛けて延々と登っていかなくてはならない。山道はしっかりしており、尾根まで迷わずに到達できる。尾根まで行けば、あとは尾根伝いに山頂目指して登ることになるが、途中に結構アップダウンがあるので楽な道ではない。肝心の遺構であるが、山頂は非常に緩やかで広大な丘陵地が広がっているだけで、特に城郭遺構と思われるものは確認できない。ただ、これだけ緩い傾斜で広い面積を有した山頂部であれば、わざわざ普請をしなくても烽火台と詰番の小屋掛けぐらいは造れるだろう。元々遺構があるとは期待していなかったが、『日本城郭大系』に一項が立てられていることから登山した。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.561557/139.225327/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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