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湯船城(静岡県小山町) [古城めぐり(静岡)]

DSC01532.JPG←堀跡らしき溝状地形
 湯船城は、湯船領主の小河祐能に関連する城と考えられている。小河氏については手元に文献がなく、その事績は不明である。
 湯船城は、野沢川と湯船川の合流点近くの標高410m、比高90mの附野山に築かれた城で、東麓に南北2つの丘陵地に囲まれた谷戸状地形にある本蓮寺が、湯船城主の居館跡であるとされる。附野山は、山頂南側が緩斜面となっており、そこに何段もの平場が広がっている。各平場の高低差は1~2m程にすぎないが切岸は比較的明瞭で、明らかに腰曲輪と思われる平場も確認できる。また一部に虎口や堀らしき跡も見ることができる。城があったことは間違いなく、遺構の素朴な縄張りから考えて、戦国時代以前に役目を終えた城と思われる。尚、湯船城付近には、「エモジロ(衛門城か?)」「殿屋敷」等の地名が残ると言う。
北側斜面に向いた虎口状地形→DSC01515.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.372360/138.974036/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:中世山城
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