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跡部屋敷(神奈川県厚木市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC00132.JPG←諏訪神社下の平場
 跡部屋敷は、徳川家康の家臣跡部茂右衛門正次の屋敷である。正次は元々甲斐武田氏の家臣であったが、1582年に武田氏が織田信長に滅ぼされると、多くの武田家旧臣と共に徳川氏に仕えた。1590年に小田原北条氏が滅び、豊臣秀吉の命で家康が関東に入部すると、正次も関東に入って相模国愛甲郡内で150石余の采地を得た。正次は1600年の関ヶ原の戦いにも供奉し、1609年に松平忠輝付となって越後に移った。この時、相模の知行地は長男重員に与えられたと言う。
 跡部屋敷は、現在の諏訪神社付近と推測されている。この地は周囲より比高10m程の高台となっており、神社下にやや広い平場があって、いかにも屋敷地らしき雰囲気を醸し出している。しかし明確な遺構は見られず、確かなことは不明である。尚、諏訪神社の南隣りの妙昌寺には、近代跡部氏一族の墓が残っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.446302/139.326264/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
タグ:居館
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