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広田城(長野県長野市) [古城めぐり(長野)]

DSC03729.JPG←東昌寺境内に残る土塁
 広田城は、元々土豪の居館であったものを、甲斐武田氏が城に築き直したものである。元の館主は、室町時代中期に広田・藤巻を領した広田氏で、その後藤巻氏が引き継いで居館としていたと考えられている。室町時代末期に藤巻氏は当地を離れて中野市桜沢へ移住し、その館跡を戦国時代中期の1552年頃に、甲斐の武田信玄が城塞化して広田城とし、千見城主大日方(おびなた)佐渡守直長にこの地を与えて守らせた。その後、直長の子山城守直家が後を継いだが、1582年に武田氏が滅ぶと、大日方氏は本領水内郡小川に戻り、広田城は廃城となった。
 広田城は、現在の東昌寺から昌龍寺にかけての一帯にあった。明確な遺構としては、東昌寺の裏の墓地に高さ2m程の土塁がわずかに残っている。東昌寺と昌龍寺周辺の回字状の道路は、堀の名残りであるらしい。尚、昌龍寺には城主であった大日方佐渡守直長の墓が残っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.595047/138.171068/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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