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瀬戸谷城(静岡県藤枝市) [古城めぐり(静岡)]

DSC02504.JPG←東端の堀切と土橋
 瀬戸谷城は、静岡古城研究会刊行『静岡県の城跡』では滝沢東城と呼称される、歴史不詳の山城である。その普請の未熟さから、『静岡県の城跡』では南北朝時代に北朝方の今川氏が築いた花倉城に対峙して、対岸の滝沢城(滝沢西城)と一対のものとして南朝方が築いた城砦と推測しているが、確かなことは不明である。
 瀬戸谷城は、瀬戸谷の城山と呼ばれる標高380.5mの山上に築かれている。城山の南東中腹まで極めて狭い車道が伸びており、その先は一応わずかな林業用の山道があったので、それを辿って登った。山頂はほとんど自然地形であるが、なだらかな平坦地となり、西側の一部にはわずかに切岸や塁線など段郭らしい構造が確認できる。但し、痕跡が僅かである為、即座に遺構とは断じ難い。唯一の明確な遺構は、山頂部東端に穿たれた小堀切で、中央に土橋の掛かった明確な形を残している。堀切の先は小郭の平場になっており、何らかの城砦が築かれたことは疑いない様だ。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.925208/138.192290/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世山城
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