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雉郷城(群馬県高崎市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_8935.JPG←主郭の堀切
 雉郷城は、伝承等不明の城である。箕輪城主長野業政に属した里見河内守が築城したと言われ、里見城の詰城であったともされる。いずれにしても鷹留城防衛の重要拠点かつ最前線で、1566年の武田信玄による箕輪城攻撃の際、雉郷・里見両城は武田勢の先鋒によって真っ先に攻略されたと言われている。

 雉郷城は、烏川南方に秋間地区との間に横たわる山稜上の標高373.7mの峰に築かれている。城の北中腹まで車道が通っており、登道も付いているので簡単に登ることができる。車道の通っている北の広幅の尾根も城域で、道路の北側は最下段の曲輪で現在は堆肥置き場となり、道路の南側は3段程に分かれた梅林となっている。その上には中央に虎口を設けた小さな土塁があり、その先を登っていくと主城部に至る。基本的には東西に伸びる山稜上に曲輪を連ね、それぞれ堀切で分断した連郭式の縄張りとなっている。西から順に主郭・二ノ郭・三ノ郭…と連ね、東端は6郭となる。主郭の北側下方には7郭があり、前面に堀切が穿たれている。7郭から竪堀を挟んで東に腰曲輪が長く伸び、その東端は二ノ郭~三ノ郭間の堀切が竪堀となって腰曲輪を貫通して落ちている。その西側には竪堀道から登る桝形虎口が形成され、下段の腰曲輪に通じている。前述の堀切から落ちた竪堀が腰曲輪を貫通している部分は、雰囲気が信濃旭山城によく似ており、武田氏による改修の可能性も考えられる。雉郷城は、標柱や解説板など城を示すものはないが、遺構がよく残る上、城内は薮払いされてきれいに整備されている。地主さんに感謝!である。
竪堀道から登る桝形虎口→IMG_8974.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.360688/138.894439/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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