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洞頭城(長野県高森町) [古城めぐり(長野)]

DSCN1533.JPG←西側の切岸状の段差
 洞頭城は、松岡城主松岡氏の支城である。松岡氏は、武田氏支配時代に松岡八十騎と称する家臣団を従えた伊那谷屈指の大族で、その家臣牛牧氏の城であるらしい。現地解説板によれば、牛牧氏(牛牧殿)は松岡刑部大輔と呼ばれ、松岡氏(市田殿)の兄であった。最初は上平の次郎城に住んでいたが、大きな領地を与えられて洞頭城へ分家させられたと言う。

 洞頭城は、伊那南部広域農道の牛牧南交差点の西側にある。道路より一段高くなっており、方形単郭の城だったらしい。現在郭内は畑になっており、内部に遺構は残っていない。しかし道路沿いと畑西側に切岸らしい段差が見られる。周りの道路は堀跡であった様だ。遺構はほとんど失われているが、こういう小城にも標柱・解説板を立てており、町の文化財保護係の努力がうかがわれる。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.547548/137.855480/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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タグ:中世平城
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