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狸穴城(栃木県宇都宮市) [古城めぐり(栃木)]

DSCN1948.JPG←城跡推定地の現況
 狸穴(まみあな)城は、御殿山城とも言い、応永年間(1394~1428年)に宇都宮氏の家臣大谷玄蕃頭高利の居城であったと伝えられる。

 狸穴城は、鬼怒川東岸の満美穴町内にあったらしい。満美穴町の名は、古くは「狸穴」と書いたものを、あまり良い印象を持たれない字であることから「満美穴」と当て字にしたものだろう。正確な場所は、詳細な資料がなく不明であるが、『日本城郭大系』には「台地上に柏木稲荷がありその近辺が館跡といわれている」、『栃木県の中世城館跡』には「鬼怒川の東南岸に張り出した段丘面に立地し、低地の水田面から20mの比高を持つ」とあるので、そこから場所を推測した。おそらく140.7mの三角点がある付近だと考えられるが、確証はない。淡路城の所から三角点の所まで歩いて辿ってみたが、柏山稲荷は発見できず、畑仕事をしていた地元の方も稲荷の存在をご存じなかった。耕地化で遺構も残っていないらしいので、結局場所を特定する術がなかった。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.584011/139.976099/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
    (推定地)


戦国大名宇都宮氏と家中 (岩田選書「地域の中世」 14)

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  • 作者: 江田 郁夫
  • 出版社/メーカー: 岩田書院
  • 発売日: 2014/03/01
  • メディア: 単行本


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