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高尾山城(長野県岡谷市) [古城めぐり(長野)]

DSCN3644.JPG←大きく傾斜した主郭
 高尾山城は、諏訪大社下社大祝であった金刺氏の庶流で、この地の地頭三沢対馬守が築いたと伝えられ、築城は鎌倉期または室町前期頃と推測されている。

 高尾山城は、標高1016mの高尾山に築かれている。この山は独立丘で、いかにも城山という感じの山である。南東麓から登山道が整備されており、迷うことなく登ることができる。登り口からの比高は150m程である。城は南北2郭から構成されており、南の主郭は三角形をした曲輪で、内部は東に向かって大きく傾斜し、南東に腰曲輪を伴っている。主郭は展望台となっていて、諏訪湖まで一望できる。主郭の北側には、横矢の屈曲のある土塁・堀切が築かれているが、屈曲はわずかで、強く防御を意識したような感じではない。北側には二ノ郭が広がるが、ほとんど自然地形の地山である。見た限りでは古い形態の城で、戦国期には物見や狼煙台として機能した城砦と考えられる。
主郭北側の堀切・土塁→DSCN3656.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.055023/138.017871/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


「東国の城」の進化と歴史

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  • 発売日: 2016/04/26
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タグ:中世山城
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