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東根城(山形県東根市) [古城めぐり(山形)]

←龍興寺沼
 東根城は、小田島城とも言われ、もともとは南北朝の争乱期に小田島長義によって築かれたと伝えられている。その後、天童頼直の四男頼高が東根城に入り、東根氏を称したと言われている。東根氏は天童氏と並び「最上八楯」に数えられ、有力な国人衆となって最上氏と対立した。後には、最上義光の八楯切り崩し工作の中で、最上氏に帰順した。
 城跡は、現在本丸跡が東根小学校の敷地となっているほか、本丸・二の丸を防御する天然の堀としても機能していた龍興寺沼などが残っているが、住宅地化や沼の公園化などによってかなり改変の手が加えられ、往時の面影を追うのはかなり難しい。城跡の最西方の住宅地裏には、三ノ丸外堀の薬研堀が残っているようだが、民家の敷地を突っ切った奥にあるのと、夏場の薮に埋もれていて、その形状をはっきり確認するのは困難だった。
 本丸跡の小学校の敷地内には、国の天然記念物に指定されている樹齢1500年の「東根の大ケヤキ」があり、街のシンボルともなっている。このケヤキを目当てに、この地を訪れる人も多いようだ。ちなみに樹齢1500年なので、この大ケヤキは東根城の築城前からこの地の歴史を見守ってきたということになる。
 もう少し城の旧状が追えるように遺構が残っていればと惜しまれる。(一部に切岸っぽい地形なども残っているが・・・)

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.441573/140.402462/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


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