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林城[小城](長野県松本市) [古城めぐり(長野)]

11633379.jpg←奥にそびえる主郭
(2007年5月訪城)
 林城の大城を登った後、続けて谷間の大嵩崎集落を挟んだ向かいの山にある小城に登った。こちら側には明確な登城道が無く、しかたないので適当な斜面を直登した。さすがに斜面直登はきつかったが、しばらくすると徐々に段曲輪らしき削平地が現れ始めた。しかしこの辺の段曲輪は削平が甘く、遺構かどうかはっきりしない。更に登っていくと、ようやくもう少し明確な段曲輪が現れ、石積みも目に飛び込んできた。ここからが城の中心部になる。
主郭周囲の見事な石積み→11633392.jpg
11633384.jpg←主郭内部
 主郭は周囲の土塁最上部をぐるりと石積みで防御されており、大城と違って石積みの遺構がかなり良好に残っている。主郭周りの曲輪は、人の手が入っており切り倒された木がごろごろと転がっている。主郭の背後には堀切があり、この堀切が林小城では一番大きい堀切であるようだ。その先にも曲輪らしき緩やかな斜面が続いているが、削平が甘くほぼ自然地形に近い。その先にもいくつか堀切が見られたが、規模は小さめであった。
主郭背後の堀切→11633387.jpg
 全体としては林大城より一回り規模が小さいが、石積みがよく残っている城という印象。しかし、桐原城のところでも述べたが、土塁の最上部に1mに満たないぐらいの高さで積まれた石積みが、戦術上どれほどの防御力を発揮したのかは定かではない。林大城と同様、守護大名の本拠としては物足りなさを感じた。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.222465/138.002164/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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