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大穴城(埼玉県坂戸市) [古城めぐり(埼玉)]

DSC01939.JPG←土塁らしき遺構
 大穴城は、大穴山館とも言い、中世の平城である。歴史や城主は一切不明であるが、小田原の役の後、旗本の本多九蔵秀玄が陣屋を設置したとも言われている。また、ここから北西へわずか700m程しか離れていない大堀山城との関連も考えられるようだ。
 謎だらけの城であるが、実はその位置も謎である。というのは、坂戸市教育委員会の立てた解説板が立ち、いくつかのHPで紹介されている大穴城の位置と、日本城郭大系に記載されている大穴城の位置が異なっているのである。前者は現在、東坂戸団地脇の公園となっていて、地形の起伏が残るものの改変が進んでいてはっきりと遺構と判断することはできない。一方、後者は前者の位置から真西に300m程の場所で、工場横の雑木林や空き地になっている。こちらには前者より遥かに明確な土塁が残っており、やはり改変が進んでいるとは言うものの、余程城址らしい雰囲気を保っている。どちらが正かは俄かには判断しがたいが、城郭大系に遺構配置図まで載っていることと実際の現地の状況から、後者が正としておきたい。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.951365/139.437275/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:中世平城
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