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古御嶽城(埼玉県横瀬町) [古城めぐり(埼玉)]

DSC08931.JPG←二ノ郭北側の腰曲輪
 古御嶽城は、武甲山の東北方、生川を隔てた小独立岳の山頂に築かれた城である。関東管領山内上杉憲政の家臣永田下記の居城であったと伝えられている。それ以外のことは不明であるが、横瀬根古屋城の支城として小田原北条氏が引き続き使ったと考えられ、1590年の小田原の役の際に落城したと言われている。
 古御嶽城は、横瀬根古屋城の南方1km程のところにある小さな山城であるが、遺構は思ったよりも広く、特に二ノ郭の北側斜面に造られた2段の腰曲輪はしっかりした小屋を置けるほどの広さがある。この腰曲輪からは斜面を横に横断して大手に連絡する武者走りが明確に残っている。一方、主郭と二ノ郭は縦長で幅の狭い曲輪で、それほどの居住性は無いようだ。主郭の南北は堀切で遮断されているが、堀切の規模は小さく1~1.5m程の深さしかないものである。
 この城は比高190m程で、尾根沿いに登る道には岩場が行く手をふさぎ、登るのに少々労力を必要とする。また熊の出没確率も高いそうである。特に今年は気温が低く草木の成長が良くないせいか、熊に襲われる事故が各地で相次いでいるので、冬場でないと登るのは危険だろう。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.964756/139.110914/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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