SSブログ

諏訪城(埼玉県秩父市) [古城めぐり(埼玉)]

DSC09087.JPG←西郭の土塁と堀跡
 諏訪城は、荒川と横瀬川の合流点の段丘上に築かれた城である。諏訪民部之進の居城と言われており、諏訪氏は鉢形城主北条氏邦の家臣であったと伝えられている。北条氏邦の筆頭家老で日尾城主であった諏訪部氏の一族であったろう。従って、この城も鉢形城の支城の一つであり、1590年の小田原の役の際、鉢形城の開城と共にこの城も開城したと考えられる。
 諏訪城は、下原城などの荒川沿いに築かれた秩父の城としては最も大きな規模を持っている。しかし残念なことに、遺構はこれらの城の中では最も破壊が進み、かなりわかりにくくなってしまっている。中央に流れる渓流を挟んで、東郭と西郭に分かれ、北端の現在諏訪神社が置かれているところが主郭だったようである。城址を南北に秩父鉄道が貫通するほか、耕地化や宅地化で城址の影は見るべくもなく消えてしまっている。それでもわずかに土塁跡が散在しているのが唯一の救いである。規模が大きいと知っていただけに、現地の状況を見たらかなり残念な城だった。おまけに城址に至る道もわかりにくくて到達するのが大変だった。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.042879/139.099842/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント