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小仏城山(神奈川県相模原市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC05059.JPG←城山頂上平場の茶屋
 小仏城山は、景信山と同様、小田原北条氏が甲相国境に築いた警衛の烽火台群の一である。戦国期頃まで甲州街道の押さえとして関が置かれたと言われる小仏峠の、南南東の尾根伝いにある峰は城山と呼ばれ、甲斐武田氏に対する滝山城あるいは八王子城の最前線の防衛拠点として、警衛に当たっていたと考えられる。
 小仏城山は、中央道の渋滞の名所として名高い小仏トンネルの南の山上にあり、ここからは武蔵野が一望できる。ただ景信山よりは60m程低い位置にあり、周囲の樹木のせいもあって、眺望は景信山よりやや劣る。しかし絶好の見張り場であることは変わりなく、頂上の広い平場の他に、周囲に腰曲輪らしき平場が取り囲んでいる。また景信山同様、現在高尾山から陣馬山まで至る、首都圏では有数のハイキングコース上にあり、山頂には茶屋が置かれて、ハイキングに訪れる人で賑わっている。遺構も改変を受けているので、どこまでが往時のものであるのかははっきりしないのが残念である。
 尚、小仏城山も東京側の高尾山・八王寺方面から登る人が多いので、当ブログでの分類も当初東京の城郭に入れようと思ったが、日本城郭大系に倣って神奈川の城郭として分類した。
小仏城山から望む相模湖方面→DSC05066.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.629936/139.221089/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
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