SSブログ

荏原氏館(東京都品川区) [古城めぐり(東京)]

DSC05097.JPG←微高地となった旗岡八幡神社境内
 荏原氏館は、源氏の流れを引くとも、或いは武蔵七党の一、猪俣党の庶流とも言われる荏原氏の居館である。荏原氏の事跡は定かではなく、東急大井町線の荏原町駅のすぐ北側にある、法蓮寺と旗岡八幡神社の境内がその居館跡であったと推測されている。旗岡八幡神社の由緒には、1030年に平忠常の乱の平定のため下総へ下向した甲斐守源頼信がこの地に宿営し、霊威を感得して八幡大神を奉斎して戦勝を祈願したことに始まると記載されている。また「旗岡」「旗の台」の地名は、頼信が高台に陣を布いて源氏の白旗を立てて大いに武威を誇ったことに由来すると言う。鎌倉時代中期には、荏原左衛門尉義宗がこの地の領主となった。
 旗岡八幡神社の地はやや高台になっているものの、遺構は全くなく、周囲は完全に市街化している。ただ旗岡八幡神社境内と法蓮寺境内には数mの段差が残り、居館跡らしい雰囲気をわずかに漂わせている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.604661/139.707856/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
タグ:居館
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント