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平出城(栃木県宇都宮市) [古城めぐり(栃木)]

DSC05402.JPG←民家周囲の堀跡らしい名残
 平出城は、鎌倉時代初期の正治年間(1199~1201年)に宇都宮氏の家臣鈴木八郎重行の築城と伝えられている平城である。その歴史は定かではないが、鈴木氏の後も平出氏、平石氏など宇都宮氏の家臣が在城したと言われており、近年の宇都宮市による発掘調査でも堀跡などの遺構が確認されている。廣琳寺周辺が城跡とされ、周囲には中城・宿・馬場・東門堀など、城郭に由来する地名が残っている。
 平出城は、以前は本丸・二ノ丸・三ノ丸があったとされるが、現在は民家や水田となっておりその遺構はほとんど湮滅している。しかしよく見て回ると、民家の中に土塁の残欠や堀跡らしい名残を認めることができる。また城跡に建つ民家兼工務店は、その名も御城工務店といい、ここがれっきとした城跡であることを現在に伝えている。
民家脇の土塁の残欠→DSC05396.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.577162/139.944384/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
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