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川連城(栃木県栃木市) [古城めぐり(栃木)]

DSC05626.JPG←畑の中の二ノ郭跡(写真中央)
 川連城は、応仁年間(1467~69年)に川連仲利が築城したと伝えられる平城である。1563年に皆川城主皆川俊宗が占領して修築を加えた。以後、富田城と共に皆川城南方の防衛拠点として重要な役割を担った。その後の歴史は定かではないが、おそらく1603年に皆川広照が信州飯山城に移封となった時に廃城になったと想像される。
 川連城も富田城と同じく複郭の大きい城で、JR両毛線によって破壊されているところまで同じである。環郭式の縄張であったが、現在は宅地や耕地となり、西側には県道が貫通し、遺構の大半は湮滅している。しかし線路の北側の畑の中には、かつての二ノ郭の一部が微高地となって残っている。またその北西には土塁や土壇が残り、更にその北側には最外郭の土塁と堀跡が残っている。大手は南側にあったが、そこにもわずかな堀跡が残っている。富田城と同じくかなり遺構が湮滅しているが、これも主要道に近い平城の宿命であろう。なお以前にも川連城を訪れたが、城の南西の外れにある川連天満宮の城址碑に惑わされて、完全に城地を見誤っていたことがわかった為、改めて再訪して遺構を確認した。
大手門の堀跡→DSC05621.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.364576/139.717319/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
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