七沢見城山（神奈川県厚木市）

←主郭の堀切
　七沢見城山は、七沢城の物見であったと考えられている。現地解説板によれば、山頂には常に物見の兵がいて、津古久物見峠と連絡をとったり、南の糟屋館へ合図を送ったりした場所と言われている。
　七沢見城山は、比高230m程の見城山山上に、小規模な砦が築かれた跡が残っている。頂上に2段の平場跡が残り、その間は浅い堀切で分断している。更にここから南の尾根筋にも堀切が設けられており、その下にも段曲輪があって敵兵の接近を阻止している。また東方尾根の20～30m下方にも小さな平場があり、東の監視台だったと考えられる。この他、北尾根にも堀切があったようだが、こちらは見逃してしまった。思ったより遺構はよく残っているが、この山、夏場に行くとヤマビルが大量出没するようなので、冬場に行くのがよいだろう。

　お城評価（満点=五つ星）：☆☆
　場所：http://maps.gsi.go.jp/#16/35.447578/139.279711/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

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