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下鶴間城山(神奈川県大和市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC08820.JPG←城山のわずかな起伏
 下鶴間城山は、上和田城山深見城と同じく、境川西岸の段丘上に築かれた城である。「新編相模国風土記稿」に拠れば、小田原北条氏の家臣山中修理助貞信(或いは貞住)が天正年間(1573~92年)に住んでいた砦跡であるとされるが、はっきりしたことはわからない。ただ1996年に行われた発掘調査では、中世の土塁や空堀、陶磁器や銅銭、茶臼等が発見されたと言うことなので、ここに城が築かれていたことは間違いない様である。
 下鶴間城山は、現在は一部が山林として残るほかは宅地化して遺構は湮滅している。前述の発掘調査も、宅地造成の前の調査であるので、その時確認された土塁や堀は今では全て消えてしまっている。主郭と思われる山林の中には、わずかな起伏があるが明確な遺構は確認できない。また城山のすぐ南西は北大和小学校となっており、ここも城域だった可能性がある。尚、城山周辺は、車で来た者の行く手を阻む狭い道路が迷路の様に張り巡らされ、また訪城した時は遠景撮影を阻む河川改修や造成工事が山麓で行われており、非常にフラストレーションの溜まる城歩きだった。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.510256/139.463142/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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