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山角次郎右衛門勝長屋敷(神奈川県厚木市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC09837.JPG←屋敷跡付近の現況
 山角氏は、元々小田原北条氏の歴代の重臣であった。山角勝長の曽祖父紀伊守定勝は、1590年の小田原の役の際に小田原城浜手隅矢倉を守備していたと言われ、北条氏滅亡後は当主氏直に従って高野山に赴いた。氏直が病没すると、徳川家康に召し出されて相模で1200石を領する旗本となった。その4代後の勝長は、山角氏の菩提寺であった法雲寺の中興開基となった。山角氏の屋敷は、酒井新宿の殿原(頓原)にあったが、徳川氏が大政奉還して駿府に隠棲すると、多くの旗本と共に山角氏も酒井の地を去ったと言う。
 山角次郎右衛門勝長屋敷は、相模川の支流玉川に架かる新宿橋の南西にあったと言われるが、現在は畑と民家に変貌し、遺構は全く残っていない。尚、東方にある法雲寺には山角氏の立派な宝篋印塔が残っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.416107/139.358021/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
タグ:居館
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