白石城（埼玉県美里町）

←城址の現況
　白石城は、白石播磨守宗清が築いたとされる城である。白石氏の出自は必ずしも明確ではないが、武蔵七党猪俣氏の庶流と言われている。戦国時代後期には、小田原北条氏鉢形城の支城として機能したらしい。その他のことは不明である。
　白石城は、猪俣川南岸に位置する城山に築かれた平山城で、かつては東西2郭から成る城跡が残っていたというが、現在は土取りで山自体が削られてしまい、遺構はほぼ消滅している。現在もわずかに丘陵部が残っているが、残っているのは曲輪の位置からは外れた部分だけで、肝心の曲輪部分はごっそり削られてしまった様だ。城址位置の現状の位置との照合さえ、ままならない程改変が進んでいる。城址部分以外の丘陵部は残っているので、なんでわざわざ城址部分だけをピンポイントで破壊したのか、さっぱりわからない。一応残った丘陵部を探索したが、やはり遺構は確認できなかった。地上から永遠に消え失せてしまった城である。

　お城評価（満点=五つ星）：☆
　場所：http://maps.gsi.go.jp/#16/36.159403/139.167477/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0

タグ：中世平山城