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栗田城(長野県長野市) [古城めぐり(長野)]

DSC04092.JPG←主郭背後の切岸
 栗田城は、善光寺の別当栗田氏の居城である。栗田氏は、北信の名族村上氏の一族で、平安時代の末頃からこの地を領し、やがて戸隠・善光寺の別当として勢威を振るうようになった。栗田城は南北朝期以前には築かれていたとされ、2重の濠を巡らした巨大な平城であったとされる。1555年の第2次川中島の戦いでは、栗田寛安は武田方に付いて旭山城に籠り、横山城の上杉謙信を牽制した。この戦い後、栗田氏は甲斐に移住し、城は破却されたと言う。
 栗田城は、現在水内総社日吉大神社が鎮座している。本殿・拝殿の建っている主郭は、周囲より5m程の高台となっている。その周りはニノ郭と思われる平地であるが、境内周囲は市街化が激しく、遺構は完全に湮滅している。主郭の高台だけが城の面影を残している。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.637777/138.194264/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世平城
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