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三井山砦(静岡県掛川市) [古城めぐり(静岡)]

DSC04460.JPG←南丘陵部の土塁跡
 三井山砦は、1579年10月に徳川家康が高天神城を攻略するために築かせた「六砦」と呼ばれる付城群の一つである。酒井与四郎重忠が守備したと言われている。六砦の中では規模が大きく、徳川方の前進拠点であった横須賀城と付城群を中継する兵站拠点として重視されたと考えられる。
 三井山砦は、標高89mの山王山を中心に構築された砦である。かなり広い城域を持っていたらしく、山頂の主郭の周囲に多数の腰郭群が明確に確認できる。主郭部には横堀と土塁も見られ、西側にある大浜公園との間には、大堀切と思われる切通しも確認できる。山王山は、南に広い緩斜面を持ち、現在は茶畑と未整備の藪に覆われているが、これらも曲輪跡だったと推測される。また、ここから谷戸を挟んで南に位置する丘陵部も城域であったらしく、平場群と一部には土塁と思われる土盛りも確認できる。いずれにしても、広大な砦であったことは間違いない様だが、藪も多くどこまで城域かは判然としない。もっと整備されていれば、わかりやすいのだが。
主郭周囲の腰曲輪→DSC04436.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.675323/138.034941/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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