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浦添ようどれ(沖縄県浦添市) [その他の史跡巡り]

DSC05528.JPG←陵墓の復元石垣
 浦添ようどれは、琉球王国中山王の陵墓である。英祖王統の初代英祖王が1261年に築いたと言われ(但し英祖王統はまだ実在が確定していない)、1620年に尚寧王が修築して、英祖王墓の傍らに尚寧王自身と尚寧一族の陵墓を築いた。尚、「ようどれ」とは夕凪の意味である。
 浦添ようどれは、浦添城の北側の山腹に築かれている。琉球風の、角部が弧を描いた総石垣の壮麗な陵墓であったが、沖縄戦で徹底的な破壊を受け、岩盤まで破壊されるほどの被害を受けたが、近年往時の姿に再建復元された。本土の陵墓や石垣技術と比べると明らかに異質なもので、現在は日本国として一括りにまとめられている沖縄が、かつては完全に独自の文明を花開かせていたことが、浦添ようどれを見るとよく分かる。墓室は横穴式で、内部も石造りにしており、英祖王陵である西室の内部は、付近にある「浦添グスク・ようどれ館」に復元されており、見ることができる。

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/26.247986/127.731010/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:墓所
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コメント 2

イラブ

御丁寧なお返事ありがとうございます。
現在横須賀市が勤務地です、以前から楽しませていただいています、充実した楯の記事等とても参考になります。
沖縄には内地の方が触れにくい部分もあり結構厄介ですね。
小・中学校の頃(70年代初め)本島のグシク回りをしていたので当時の様子などコメントさせていただきたいな~と思います。
by イラブ (2014-01-10 12:15) 

アテンザ23Z

>イラブさん
こんにちは。
グスクの場合、本土の城と違って祭祀の場でもあり、今でも拝所があるので、怒られないよう結構気を使いました。いろいろと教えて下さい。

by アテンザ23Z (2014-01-10 19:05) 

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