駒籠楯 その2(山形県大石田町) [古城めぐり(山形)]
←出丸周囲を巡る空堀
駒籠楯には一度訪れているが、その後手に入れた『山形県中世城館遺跡調査報告書』によって、空堀で囲まれた出丸があることがわかったので、再訪した。
この出丸は、主郭から南東に突き出すように築かれており、最上川に突き出た段丘先端を利用して築かれている。出丸内は現在耕作放棄地となっており、草薮に覆われているが、深さ4m程の大きな横堀で囲まれている。また中央部には土橋が掛かっている。こうした構造は、駒籠楯が単なる古代の水駅ではなく、室町時代頃まで使われた要害だったように思われるが、果たしてどうだろうか?
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.624117/140.345244/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
※東北地方では、堀切や畝状竪堀などで防御された完全な山城も「館」と呼ばれますが、関東その他の地方で所謂「館」と称される平地の居館と趣が異なるため、両者を区別する都合上、当ブログでは山城については「楯」の呼称を採用しています。
駒籠楯には一度訪れているが、その後手に入れた『山形県中世城館遺跡調査報告書』によって、空堀で囲まれた出丸があることがわかったので、再訪した。
この出丸は、主郭から南東に突き出すように築かれており、最上川に突き出た段丘先端を利用して築かれている。出丸内は現在耕作放棄地となっており、草薮に覆われているが、深さ4m程の大きな横堀で囲まれている。また中央部には土橋が掛かっている。こうした構造は、駒籠楯が単なる古代の水駅ではなく、室町時代頃まで使われた要害だったように思われるが、果たしてどうだろうか?
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.624117/140.345244/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
※東北地方では、堀切や畝状竪堀などで防御された完全な山城も「館」と呼ばれますが、関東その他の地方で所謂「館」と称される平地の居館と趣が異なるため、両者を区別する都合上、当ブログでは山城については「楯」の呼称を採用しています。
タグ:居館
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