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古屋城(千葉県四街道市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_0844.JPG←主郭先端の堀切
 古屋城は、歴史不詳の城である。比高15m程の台地先端部に位置し、東にわずか300mの所にある北ノ作遺跡と関連して存在したと思われる。
 古屋城は、現在主郭が民家の敷地になっている。入手した縄張図によると、台形状の台地を削平して主郭とし、先端に堀切と前面障壁の副郭、更に主郭西側は横堀、東側は腰曲輪を設けた、ほぼ単郭の小規模な城となっている。ネット上の情報だと民家の方にお願いすれば主要部を案内していただける様だが、夕闇迫る時間だった為訪問は遠慮し、北側の斜面を登って山林内の堀切と副郭だけ確認した。堀切は深さ2mに満たない小規模なもので、一直線上に主郭前面を分断している。副郭は大きな土壇で、櫓台を兼ねたものだっただろう。古屋城は、その規模と構造から考えれば恒久的に構えられた城とは考えにくく、小土豪が比較的短期的に構えた詰城だったものと思われる。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.691653/140.197095/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:中世崖端城
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イラブ

こんにちは、楽しませて頂いてます。
この地域には ほぼ単郭の同じ様なのが密集していますね、どのような意図だったのか??
どれがどこの城だったか?記憶が混乱しています(笑)
by イラブ (2014-07-04 11:33) 

アテンザ23Z

>イラブさん
こんにちは。この地域の単郭の小城砦は、少々意味不明ですね。それ程防御性を発揮するような城砦でもないので、里見氏勢力の北上に備える物見でしょうか???私もよくわかりません。。。
by アテンザ23Z (2014-07-05 14:08) 

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