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若槻山城の番所(長野県長野市) [古城めぐり(長野)]

IMG_3229.JPG←背後の尾根の四重堀切
 若槻山城の番所は、若槻山城から比高で100m程登った尾根上に築かれた物見の砦である。やや離れた2つの曲輪で構成され、手前のものが主郭らしく、外周を土塁で囲んだ狭小な曲輪で、摺鉢の様な形状になっている。背後には堀切が穿たれ、尾根を暫く進むと前面に堀切を穿ち、後部に土塁を築いた二ノ郭に至る。二ノ郭も小さい曲輪であるが、圧巻なのはその背後の尾根で、規模の大きな四重堀切が穿たれている。曲輪自体はいかにも物見の砦という規模であるが、この多重堀切は見事で、本城の若槻山城より見応えがある。2つの曲輪があるのは、手前が元々の主郭で単郭の砦であったものを、その後に上杉か武田によって背後の曲輪と堀切を拡張したものだろうか?いろいろと興味が尽きない遺構である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.700236/138.212106/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0
タグ:中世山城
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