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八代城(茨城県龍ケ崎市) [古城めぐり(茨城)]

IMG_9223.JPG←校地に現存する土塁
 八代城は、屋代城とも記載され、屋代氏の居城であったと伝えられている。元々は、鎌倉時代に東条社氏の居館として築かれたと推測されている。東条社氏の没落後、14世紀後期頃に信濃の豪族屋代氏がこの地に入部して城を再興し、15~16世紀にかけて改修を重ねて城を拡張した様である。
 八代城は、広く平坦な台地の中程に築かれている。現在は市街化が進み、八代城跡は城ノ内中学校の校地に変貌している。後者の西側にL字状の土塁が残っているのが唯一の現存遺構である。訪城した時には残念ながら先生らしい人がおらず、敷地内に入る許可が得られなかったので、周りから遠目に土塁を眺めることしかできなかった。解説板もあったが、コンデジでは最大望遠で撮っても何が書いてあるのかわからなかった。戦後間もなくの航空写真でも、残っていた土塁は現存のものと湮滅した北側のものぐらいで、耕地化によりかなり湮滅が進んでいたようである。そういう意味では、校地内に入ったおかげでそれ以上の湮滅を免れたのかもしれない。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.922316/140.207283/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0
タグ:中世平城
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